
「各証券口座の違いは?」
「どの証券口座を選べばいいのかな?」
このようなひと向けのページです。
日本株と外国株のどちらを買うにしても、株を買いたい人ははじめに「証券口座」を作るのが必須です。



銀行口座にお金を入れるように、証券口座に株式をいれるんだよ!
ただ証券口座には下の4種類があり、どれを選べばいいのか、これがなかなかに悩むポイントなんですよね。
- 特定口座(源泉徴収あり)
- 特定口座(源泉徴収なし)
- 一般口座
- NISA・積立NISA口座
このページでは上記4つの口座の違いを税金・確定申告の面でわかりやすく解説します。
あなたはどの証券口座を選べば良いのかわかりますよ。
- 確定申告が面倒なひとは「特定口座 源泉徴収あり」
- 非課税メリットがあるので「積立NISA」or「NISA」は必ず開設
特定口座(源泉徴収あり・なし)、一般口座、NISA口座の違い
では早速ですがひとつひとつ見ていきましょう。
①特定口座(源泉徴収「あり」と「なし」の違い)
特定口座はどちらも1年間の取引をまとめてくれる点は同じですが「確定申告の必要性」が違います。
特定口座「源泉徴収あり」
利益が出た時点で証券会社が税金分を差し引くので、あなたが税金を納める必要はありません。
特定口座「源泉徴収なし」
利益が出た時点では税金分を引かずに、あなたが利益を全額受け取れる。一方で一年間まとめてあとで税金を払う必要性が生じます。



まとめると「源泉徴収あり」では、利益確定時に税金を払うので確定申告不要。
一方で「源泉徴収なし」は税金を払ってないので確定申告が必要となるよ。
【よくある質問】どちらを選べば良いの?



確定申告の手間をかけたくない人は、特定口座「源泉徴収あり」を選べばOKです。
※「源泉徴収なし」だと利益額によっては扶養から外れる可能性もあるので、この点は注意です。
②一般口座
一般口座は、全取引の損益を自分で計算する必要がある口座。
2003年以前の特定口座制度がなかった時代には、こちらの一般口座で自力で「年間取引報告書」を作成する必要があったようです。
ですが現状の制度でメリットがないので、一般口座を選ぶケースはありませんよ。



今は特定口座のおかげで凄く計算が楽になったので、一般口座を使う必要はないんだ。
③NISA・つみたてNISA口座
NISA・積立NISA口座内で出た利益が非課税になる証券口座。
NISAもしくはつみたてNISA口座は開設するのがオススメ。
なぜなら、非課税枠があり、税制面でメリットがあるからです。



「特定口座+積立NISA」のように一緒に作成できるよ!
「積立NISAでは投資信託を買って、特定口座で個別株を買う」このような使い分けができるんだ。
ちなみにNISA・つみたてNISAのどちらを選べばいいの?と迷うひとは以下をご参考に。
NISA口座を選ぶひと
- 年間40万円以上取引したい※非課税枠上限120万円
- 自由に個別株、投資信託を選びたい
積立NISA口座を選ぶひと
- 年間40万円の投資でOK
- 投資信託のなかで選べればOK



ちなみに筆者は積立NISAで40万円投資し、残りの投資は特定口座源泉徴収「あり」で投資をしてます。
証券口座の違いまとめ
下の表にここまでの4つの証券口座をまとめました。こちらの表を参考にして、あなたにあった証券口座を選んでみてください。
口座の種類 | 確定申告 | 年間取引報告書の作成 |
---|---|---|
一般口座 | 必要 | 個人 |
特定口座 源泉徴収「あり」 | 不要 | 証券会社 |
特定口座 源泉徴収「なし」 | 必要 | 証券会社 |
NISA | 不要 | 不要 |
つみたてNISA | 不要 | 不要 |



迷うひとは「特定口座 源泉徴収あり+積立NISA口座」を選べばOKです。
ここまでであなたに必要な証券口座がわかったら、次は実際に証券口座の開設に進んでいきましょう。