
「配当ってどう決まるの?」
「配当はいつ貰えるの?」
「配当の受け取り方法が知りたい!」
このような悩み人向け。
「配当」とは会社の利益の一部を株主に還元するお金のこと。
配当をモチベーションに株を始めた人も多いですよね。筆者もその一人です。



この記事では、貰える配当の確認方法や受け取り方を整理します。
配当をもらった経験がないと、よくわからず心配だと思うので参考にしてくださいね。
- 株の配当がどう決まるか
- 配当はいつ貰えるのか、受け取り方
- 配当にかかる税金と確定申告
株の配当がどう決まるか【配当額の確認方法】





株の配当は「1株あたり○○ドル」このように決まります。
配当額の確認は色々なサイトで見れますが、一番シンプルな方法は証券会社で確認する方法。
例えば米国の優良銘柄「コカ・コーラ」を例に調べると、以下のように1株あたりの配当額(1.76ドル)を確認できます。(※下画像は楽天証券より参照)


100株買ったら、どう計算すればいいか
シンプルに「×100」した金額が配当として貰えます。
コカ・コーラのケースでいうと、1株あたり1.76ドルなので「100株だと176ドルの配当がもらえる」計算になりますね。
配当利回りとは


配当額を確認した際に「配当利回り」が出てきました。こちらは現在の株価に対して、どのくらいの割合の配当がもらえるかを示す指標です。
以下のような式で計算されます。
年間配当額 ÷ 株価 × 100



コカ・コーラで考えると以下のようになります。
1.76ドル ÷ 63.64ドル × 100 = 2.77%
配当はいつ貰えるのか


配当が1年間のうちに複数回に分けてもらいます。
貰える回数が、日本株と外国株で少し違うのは注意点。
- 外国株:3か月おきに年4回貰える
- 日本株:年1回~2回のところが多い
コカ・コーラだと1年間に1.76ドルなので、3か月おきに約0.44ドル(1.76ドル÷4)の配当がもらえる形です。
何月にもらえるかは銘柄次第
銘柄ごとに何月にもらえるかは要確認です。
外国株の場合は通常以下の4パターンに分類できます。
配当月 | 例 | |
---|---|---|
パターン1 | 1、4、7、12月 | AbbVie |
パターン2 | 2、5、8、11月 | Apple、Master Card、P&G |
パターン3 | 3、6、9、12月 | J&J、Pfizer |
パターン4 | 4、7、10、12月 | コカ・コーラ |
コカ・コーラのケースは少し変則的で「4、7、10、12月」に配当があります。
配当の受け取り方【自動入金です】


株式を持っているだけで、配当は自動的に受け取り可能です。



具体的には自動的にあなたの証券口座に振り込まれる仕組み。
あなたは株を購入して、売らずに持っていればOKなんだ。
自動入金時は下のように「配当金の入金のお知らせ」がメールで届くので、ここでも確認可能です。


ちなみにもう少しだけ詳しい話をすると、各銘柄に設定されている「権利落日」に株式を持っていれば、配当を貰うことができます。


長期で保有している場合はほぼ関係ありませんが、この日に持っていれば配当を受け取る権利がゲットできるので、短期トレードでも配当をもらえる可能性もあります。
もう少し詳しく知りたいひとはこちらの楽天証券の公式ページ「配当・株主優待をもらうには」でわかりやすく図解されてたのでご参考に。
入金されるのは「円」or「ドル」
入金される配当は基本は「ドル」です。
ただ証券会社によっては「日本円」で入金されるところもあります。



円で入金されると、再投資のときに余分に為替手数料がかかるので、少し注意しましょう。
配当入金タイミングは証券会社で少し違う
配当入金タイミングは証券会社(楽天、SBI、マネックス等)ごとで少しずつ違います。
そのため、SNS等を見て「自分は配当がもらえていない、、なにかあったのかな」と不安に思う必要はありません。待っていれば、いずれ入金されますよ。
配当にかかる税金と確定申告


配当にも税金がかかります。
具体的には日本株の場合「20.315%」の税金がかかり、内訳は次のとおりです。
税金の種類 | 税率 |
---|---|
所得税 | 15% |
住民税 | 5% |
復興特別所得税 | 0.315% |



さらに外国株の場合は、さらに現地での税金がかかる国もあります。
たとえば、米国株「コカ・コーラ」のケースなら、現地で税率10%が取られ、残りの金額に対し国内で「20.315%」の税金がかかります。
そのため、実際の入金額は約72%になります。
【計算式】
100%×0.9(米国税金)×0.79685(日本税金)
※現地でいくら税金が乗ってくるかは国により異なるので米国以外の株を買う時は要確認です。
【よくある質問】NISA口座の場合は?
NISA口座の場合は、日本での税金が発生しません。ですが外国株のケースでは現地で課税されるので、その分は引かれて入金されます。
例
米国株では10%の税金がかかるので、入金は配当額の90%
税金の支払い方法・確定申告の有無
特定口座 源泉徴収「あり」だと、税金がすでにひかれたものが、あなたの証券口座に入金されます。そのため、税金の計算、確定申告の手間がありません。



会社員でいうところの源泉徴収的なイメージだよ。
額面から税金が引かれたものが手取りになります。


一方、一般口座や特定口座(源泉徴収「なし」)を使う場合は、基本的に確定申告が必要になるので注意しましょう。


まとめ
このページでは株の配当で抑えとくべきポイントを整理しました。以下でおさらいしましょう。
- 配当は「1株あたり○○ドル」で決まる
- 配当額の確認方法は、各証券会社で可能
- 配当利回り=年間配当金額÷株価×100
- 保有していれば自動的に入金される
- 税金もかかる(20.315%)※外国株はプラスで現地課税も
- NISA口座なら国内の税金はゼロ



配当は投資家にとって大事。一歩を踏み出しましょう。
配当金が増えていけば配当金生活なんてこともあり得ますよ!